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なぜ?図鑑 まず答え。それから、しくみ。

なぜ?図鑑 好き嫌いって、わがまま? 第6章/全9章

「食べたくない」ではなく、「食べにくい」のかもしれない?

こたえ

口のかゆみ・腫れ、食べる時の痛みやむせ、食べられる物が減る、健康や学校生活に影響する時は、好き嫌いと決めつけず相談してください。息苦しさ、のどの腫れ、ぐったりなど強い症状は119へ。

原因を確かめるために、家でもう一度食べることはしません。

読む時間・対象・資料
読む時間 約9分 対象 小学3年生〜大人 出典 6件

この章だけで読み切れます(約9分)。前後の章は、右の一覧か記事の下から選べます。

この記事の目次8項目
  1. 01こたえ
  2. 02まず安全。クイズや記録の完成は後でいい。
  3. 03数や体重だけで、つらさを切り捨てない。
  4. 04うまく説明する宿題ではなく、伝える助け。
  5. 05今日の一歩
  6. 06親子で話す
  7. 07この章のFAQ
  8. 08出典

この記事「食べたくない」ではなく、「食べにくい」のかもしれない?

まず、ひとつわかろう

いちばん知りたいところから。

口のかゆみ・腫れ、食べる時の痛みやむせ、食べられる物が減る、健康や学校生活に影響する時は、好き嫌いと決めつけず相談してください。

  1. 01
    まず安全。クイズや記録の完成は後でいい。

    このページは診断表ではありません。

  2. 02
    数や体重だけで、つらさを切り捨てない。

    食べられる物の数だけで診断はできません。

  3. 03
    うまく説明する宿題ではなく、伝える助け。

    記録がなくても受診できます。

やってみよう

今、食べられる物とその状態を一つ書く。

01・今つらい時は、学習を止めるまず安全。クイズや記録の完成は後でいい。

このページは診断表ではありません。下の例に全部当てはまるのを待たず、強い症状があればすぐに助けを呼んでください。

息苦しい・のどが腫れる・ぐったり

食後にこうした強い症状がある時は119へ。皮膚のぶつぶつがないから大丈夫、とは言えません。処方された緊急薬がある人は、医師と決めた対応に従い、救急要請をしてください。子どもだけで原因や薬を判断しません。

  1. 周囲の大人をすぐ呼ぶ
  2. 次の症状がそろうのを待たない
  3. 食べ直して確認しない

口がかゆい、唇が腫れる、じんましん

食物アレルギーで起こることがある症状です。食べるのをやめて大人に伝え、医療へ相談します。「酸っぱいから」「慣れていないから」と決めず、どの食品の後に起きたか伝えよう。急に悪化する時は救急へつなぎます。

  1. もう一口だけ、をしない
  2. 加熱すれば安全と決めない
  3. 医師の指示なく原因食品を再挑戦しない

詰まって声や息が出ない時も、すぐ助けを

食べ物がのどに詰まり、声や息が出ないなどの時は、すぐに周囲へ知らせ119へ。見ている子は大人を呼んでください。これは好き嫌いの話ではありません。水を飲ませて流そうとせず、救急の案内に従います。

  1. 無理に食べ続けない
  2. 助けを呼ぶのを恥ずかしがらない
  3. 普段から大人が応急手当を学ぶ

02・急変がなくても、相談してよい数や体重だけで、つらさを切り捨てない。

食べられる物の数だけで診断はできません。昨日までとどう違うか、食事や学校がどれくらい困るかも大切です。

かむと痛い、いつもむせる、飲み込みづらい

歯や口、かむ・飲み込む動きなどの確認が必要なことがあります。食べるのが遅いことを性格だけで説明せず、小児科などに相談してください。歯の痛みは歯科にもつなげます。家庭で飲み物を濃くしたり食形態を大きく変えたりする前に相談を。

  1. いつ、何で困るかを伝える
  2. 食事中のせきも聞き流さない
  3. かむ練習を無理に繰り返さない

食べる量や種類が減り、暮らしが困る

成長の心配、元気がない、水分が取れない、給食や外出が難しいなども相談の理由になります。見た目の体格が普通でも、栄養や食事の苦痛をすべて判断することはできません。食べられる物を取り上げて解決しようとしないでください。

  1. 成長の経過は大人と医療が確認
  2. 水分が取れない・ぐったりは急いで相談
  3. 困りごとの大きさを本人にも聞く

ARFIDという支援が必要な状態もある

強い食事の回避・制限が健康や生活に影響する状態には、ARFID(回避・制限性食物摂取症)などがあります。感覚へのつらさ、食べることへの恐怖、食への関心の低さなど背景はさまざま。好き嫌いのある人すべてが該当するわけではなく、診断は専門家が行います。

  1. 親の育て方だけを原因にしない
  2. サイトのカードで自己診断しない
  3. 診断名がなくても困りごとは相談できる

03・相談へ持っていく情報うまく説明する宿題ではなく、伝える助け。

記録がなくても受診できます。用意できる範囲で、いつもの食事と困った場面を短く伝えよう。

相談で伝える、三つの情報。

01・いま食べられる物と状態

料理・調理法・慣れた製品など。

02・変化いつから、何が起きる?

痛み、むせ、かゆみ、量や種類の変化。

03・暮らし何が困る?

食卓、給食、外出、本人と家族の負担。

記録を完成させるために、受診を遅らせません。症状を確かめる再試食はしません。

食べられる物と、その状態

「パン」だけでなく、やわらかい物、焼いた物、決まった製品など、違いがあれば伝えます。これは食べられない物を責める一覧ではありません。今の食事で保てていることも、次の支援の大切な材料です。

  1. 量は覚えている範囲でよい
  2. 製品や材料の表示も必要なら持参
  3. 記録のために食品を変えない

いつから、どんな場面で困る?

急に変わったのか、以前からなのか。痛み・むせ・かゆみがいつ起きたか、家と学校で違うかも伝えます。原因を決めつけるより、見たことと本人が言ったことを分けると話しやすくなります。

  1. 「食べた後に口がかゆいと言った」など具体的に
  2. 症状を再現する撮影や試食はしない
  3. 強い症状はメモより受診を優先

本人と家族が、何に困っている?

給食が怖い、外出できない、毎食けんかになる、作る大人も疲れている。生活の困りごともそのまま伝えてよい情報です。小児科を入口に必要な専門職へ相談し、学校では担任や養護教諭などと、本人の安心・栄養・安全を一緒に考えます。

  1. 本人の話したくないことは扱いを相談
  2. 配慮を本人一人で交渉させない
  3. 家庭だけで全部を治そうとしない

今日の一歩「相談したいこと」を三行にする

病名を当てる必要はありません。困りごとから始められます。

  1. 今、食べられる物とその状態を一つ書く。
  2. 困ることと、いつからかを覚えている範囲で書く。
  3. 本人・家族が助けてほしいことを書く。
  4. 大人が相談先へ連絡する。メモが途中でも待たない。

症状を再現する試食や家庭でのアレルギー負荷試験はしません。強い症状は119へ。医療の個別の指示を優先します。

親子で話す家族にも聞いてみたくなったら。

  • 「口がへん」と言われたらどうする?

    子ども大人にすぐ知らせる練習をする。

    おとな感想と決めつけず症状を確認する。

  • どんな時に食事が困る?

    子ども家・給食・外出の一つを話す。

    おとな食べた量以外の苦痛も聞く。

  • 誰と相談する?

    子ども話せる大人を一人思い浮かべる。

    おとな受診や学校との連絡を受け持つ。

よくある質問もう少し気になったら。

体重が増えていれば相談しなくてよい?

体重だけでは判断できません。食事の制限、栄養、食べる時の苦痛や生活への影響も相談する理由になります。

ARFIDかチェックできますか?

このページでは診断しません。好き嫌いだけでは決められず、医療で経過や体の状態・生活への影響を確認します。

何品以下なら受診ですか?

一律の食品数で線を引きません。減り方、量、症状、成長、本人や家族の困りごとを伝えてください。

アレルギーが心配なら全部やめる?

症状の出た食品は再試食せず相談しますが、無関係な食品まで広く自己判断で除くことは避けます。必要な制限と栄養を医師などと確認してください。

出典この章を書くために読んだ資料。

  • 食物アレルギー日本アレルギー学会・アレルギーポータル 口の違和感・腫れなどの症状、花粉と関連する反応、医師の指導による診断・食事管理を確認。「加熱すれば安全」という家庭での判断を避けます。
    資料 ↗
  • アナフィラキシー日本アレルギー学会・アレルギーポータル 息苦しさ・のどの腫れ・ぐったりなどの緊急性、処方された緊急薬と救急要請を確認。症状の組み合わせがそろうまで待つ案内にはしません。
    資料 ↗
  • Feeding and Swallowing Disorders in ChildrenASHAの一般向け情報/CHSA 学童期のかみづらさ、食事中のせき・むせ、成長や食事時間の困りごとと専門職への相談を確認。日本ではまず小児科など身近な医療へ相談する案内にしています。
    資料 ↗
  • Support for Avoidant Restrictive Food Intake Disorder (ARFID)英国NHS・CNTW 強い食事の制限による健康・生活への影響と、体重だけでは判断できない点を確認。本文は自己診断や家庭での治療手順ではありません。
    資料 ↗
  • 食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意消費者庁 硬い豆・ナッツ類を5歳以下へ与えないこと、丸い食品の形状、食べる姿勢と集中の注意を確認。年齢・かむ力に合う準備は大人が担当します。
    資料 ↗
  • 命を救う:窒息の応急手当東京消防庁 気道の閉塞と応急手当の必要性を確認。子ども向け本文では大人を呼ぶことと119への連絡を中心にし、年齢で異なる手技は講習・救急の指導につなげます。
    資料 ↗
資料の読み方について

公的機関・研究機関・専門団体の資料を優先しました。一般向けの学習記事で、専門家の監修は受けていません。個別の診断や指示ではありません。

おうちの方へ

いっしょに読むためのヒント。

感想と決めつけず症状を確認する。

親子で話すなら

「口がへん」と言われたらどうする?

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