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なぜ?図鑑 まず答え。それから、しくみ。

なぜ?図鑑 蚊に刺されると、なぜかゆい? 第3章/全5章

子どもの虫よけ、どう選ぶ? ディート・イカリジンと、刺された後の手当て

こたえ

虫よけは、成分名だけでなく、濃度・対象年齢・回数・塗ってよい場所を大人と確認して選びます。日本ではディート30%は12歳未満に使えません。イカリジンにも、目や口・子どもの手を避けるなどの注意があります。

服や家の環境も組み合わせ、刺された後は洗う・布越しに冷やすことから。悪くなる症状や息苦しさは、普通のかゆみと分けて対応します。

読む時間・対象・資料
読む時間 約15分(答えだけなら3分) 対象 小学3年生〜大人 出典 11件

この章だけで読み切れます(約15分)。前後の章は、記事の下の一覧から選べます。

この記事の目次10項目
  1. 01こたえ
  2. 02虫よけ一本に、全部の仕事を任せない。
  3. 03「成分・濃度・年齢」をセットで読む。
  4. 04日焼け止め、虫よけ、汗を拭いた後。
  5. 05我慢大会にせず、肌を守りながら楽にする。
  6. 06「ただの虫刺され」と決めつけない変化。
  7. 07今日の一歩
  8. 08親子で話す
  9. 09この章のFAQ
  10. 10出典

この記事子どもの虫よけ、どう選ぶ? ディート・イカリジンと、刺された後の手当て

まず、ひとつわかろう

いちばん知りたいところから。

虫よけは、成分名だけでなく、濃度・対象年齢・回数・塗ってよい場所を大人と確認して選びます。

  1. 01
    虫よけ一本に、全部の仕事を任せない。

    放課後に公園へ行く。

  2. 02
    「成分・濃度・年齢」をセットで読む。

    同じ「ディート」でも、濃度で子どもへの使用条件が違います。

  3. 03
    日焼け止め、虫よけ、汗を拭いた後。

    ラベルが読めたら、次は公園へ行く日の順番です。

やってみよう

「刺される前に使うもの」と「刺された後の症状に使うもの」を分ける。

01・出かける前虫よけ一本に、全部の仕事を任せない。

放課後に公園へ行く。まず「いちばん強いスプレーはどれ?」と探す前に、服・場所・製品の三つを親子で見てみよう。

肌に塗る虫よけは、蚊を倒すためのもの?

たとえばディートは、蚊を殺すのではなく、人をにおいで見つけにくくすることで刺されるのを防ぐ、と米国環境保護庁は説明しています。こうした、虫が近づいたり刺したりするのを避ける働きを「忌避(きひ)」といいます。蚊の手がかりの使い方に関わるのであって、自分の血を変える薬ではありません。ここは役割をつかむ説明で、全ての成分の細かな仕組みが同じという意味ではありません。

肌を覆う工夫と、暑さへの配慮を両立する

服で肌の露出を減らすことは、虫よけの助けになります。ただし、暑い日に厚着で我慢する作戦にはしません。活動場所や暑さに合った服を大人と選び、必要に応じて休憩します。家では網戸や扉、不要なたまり水も確認。薬剤を増やす前に、暮らしの側で変えられることがあります。

虫よけと、刺された後のかゆみ止めは別

肌用の虫よけは、これから刺されるのを防ぐもの。かゆみ止めは、すでに起きた症状への対応です。さらに、室内の蚊を駆除する製品も別の道具。似たスプレー容器でも、部屋用を肌へ使ってはいけません。かゆい所へ虫よけを追加するのでもなく、大人と「何のために、どこへ使うもの?」を表示で確かめます。わからなければ、薬剤師などに用途を聞けます。

育つ所・入る所・刺す所。対策の場所が違う。

蚊への対策を、働く場所で分けた三つの絵 Aは逆さにした不要なバケツ。水がたまる場所を減らす。Bは網戸。飛ぶ蚊が家に入るのを防ぐ。Cは服と肌用の虫よけ。肌の露出を減らし、使える場所に表示どおりに使って刺されるのを防ぐ。三つは時間順や効果の順位ではなく、対策する場所の違いです。
  • A
    これから育つ場所を減らす使っていない容器に雨がたまらない置き方を、大人が考える。すでに飛んでいる蚊を追い払う仕事とは別です。
  • B
    家への入口で防ぐ網戸の破れや扉の開けっぱなしを確認。肌に虫よけを塗っても、この入口がふさがるわけではありません。
  • C
    肌を刺されにくくする暑さに合う服を選び、肌用の虫よけは年齢・使う場所・回数を守る。全身を囲う無敵の壁ではありません。
役割の違いを整理した図で、対策の順番や効き目の順位ではありません。容器の片づけは大人が安全を確認し、池・水路や必要な水を子どもが勝手に片づける活動はしません。製品の使用量を絵から判断しないでください。刺されない・増やさない工夫:横浜市 ↗ディートの役割:EPA(米国の使用条件は転用しません)↗

02・表示を読む「成分・濃度・年齢」をセットで読む。

同じ「ディート」でも、濃度で子どもへの使用条件が違います。次は、日本で販売される製品の表示を読むための案内です。海外製品の説明とは混ぜません。

低濃度と30%を、同じ使い方にしない

製造元の案内を、濃度ごとに分けると次のようになります。下のディート10%以下の案内は、同社の対象製品についてのものです。ディート30%は12歳未満には使えず、「6か月から」という言葉を当てはめません。子どもの顔には使いません。最終的には手元の製品の表示を確認します。

  1. 10%以下:生後6か月未満には使わない。
  2. 10%以下:生後6か月以上2歳未満は1日1回。
  3. 10%以下:2歳以上12歳未満は1日1〜3回。
  4. 30%:12歳未満には使わない。量を減らしても不可。

年齢・回数の一律制限がなくても、使い放題ではない

イカリジンには、ディートと同じ小児の年齢・回数制限は設けられていません。ただし、大人が必要な時に、製品の用法・用量どおりに使います。「赤ちゃんにも」と書いてあっても、子ども本人にスプレーを任せてよい意味ではありません。吸い込まないようにし、なめる・目をこするおそれがある子どもの手には塗りません。

%は「効き目の強さランキング」だけではない

高濃度のタイプは、主に効果の持続時間が長くなるという違いがあります。低濃度だから無意味、高濃度なら誰でも安心、という選び方はしません。汗などで状態も変わるため、「朝に一度使ったから一日絶対大丈夫」とも言い切れません。活動の長さ、年齢、塗り直しの説明を一緒に見て選びます。

腕に塗れば、足首まで守るバリアができる?

肌用の虫よけは、一か所に塗ると全身を包む壁ができるものではありません。製造元は、塗りむらのある所を刺される場合もあると説明しています。袖や靴下から出ている所を大人と確認し、製品が認める場所へ、表示どおりにむらなく使います。塗り残しをなくすことと、量や回数を増やすことは別。目・口・傷口や、その子に使用できない場所には広げません。

顔へ直接スプレーしない。傷や目・口を避ける

子どもへの使用は大人が行い、噴霧を吸わせないようにします。目や口の周り、粘膜、傷口には使いません。顔への使用が認められる製品でも、顔へ直接吹きかけず、表示された方法に従います。肌に異常が出たら使用をやめ、大人と医師・薬剤師へ相談します。衣類用や空間用の製品も、肌用の代わりにはしません。

  1. 買う時:「この子の年齢で、この濃度を使える?」
  2. 使う前:「どこへ、何回、どうやって使う?」
  3. 困った時:「使った製品名と、出た症状を伝えられる?」

開ける前に、ラベルの三か所を確認

  1. 01
    成分名と濃度「ディート」だけで止めず、「何%?」まで。30%は12歳未満には使いません。
  2. 02
    年齢・回数・使う場所子どもの年齢で使える? 顔や手は? 「制限がない」という一言より、容器の使用説明を読みます。
  3. 03
    誰が、どう使う?子どもへの使用は大人が担当。吸い込ませず、目・口・傷口を避け、製品ごとの方法を守ります。
日本の表示を読むための順番です。全製品に共通の使用量を指定した表ではありません。迷う時は、製品を示して薬剤師へ相談できます。使用上の注意:厚生労働省 ↗

03・外遊びの一日日焼け止め、虫よけ、汗を拭いた後。

ラベルが読めたら、次は公園へ行く日の順番です。買った時に一度確認するだけでなく、外でどう使うかまで大人と考えます。

日焼け止めが先。よく乾いてから虫よけ

日焼け止めも使う時は、先に日焼け止めを塗り、よく乾いてから虫よけを使う順番が、製造元の案内で示されています。手の上で二つを混ぜて塗るのではありません。もちろん、子どもの年齢や塗る場所に使える製品かを先に確認します。虫よけを使うために、顔など使えない場所へ広げることもしません。

汗や摩擦で落ちることも。自動で追加しない

汗をかく、服とこすれるなどで、虫よけの効果が薄れる場合があります。タオルで拭いた後などは、大人に「塗り直しを確認して」と伝えましょう。日焼け止めを塗り直した回数と、虫よけの使用回数は別です。毎回セットで重ねず、虫よけの回数・間隔など、手元の使用説明に従って大人が判断します。

「まだ外にいたい」時も、回数の上限は守る

使える回数を超えてまで、虫よけを追加するのはやめましょう。かといって、暑い中で肌を覆って我慢する必要もありません。屋内の遊びに切り替える、活動を短くするなど、予定の側を変える方法もあります。製品選びや塗り直しに迷ったら、大人が薬剤師へ相談できます。

外遊びが終わったら、肌と道具の後片づけ

ディートを肌に使った後、屋内に戻って虫よけが必要なくなったら、大人と石けんと水で洗い流します。手元の製品の使用説明も確認しましょう。落とすのは肌に塗った製品で、すでに皮膚に入った蚊の唾液を外から洗い出せるわけではありません。翌日にかゆみが出ても「洗ったせい」と決めつけず、刺された後の手当てと症状の確認へ。容器は大人が子どもの手の届かない所へ戻します。

出かける前から、帰宅後までの四つの場面

  1. 01
    出かける前:それぞれの使用説明を読む日焼け止めも虫よけも、子どもに使えるかを大人が確認。二つを混ぜません。
  2. 02
    併用する時:日焼け止め → 乾かす → 虫よけ塗ってよい場所へ、認められた方法で。順番を守っても、年齢や使用回数の制限がなくなるわけではありません。
  3. 03
    汗・こすれの後:大人が塗り直しを確認両方を毎回セットで重ねるのではなく、虫よけ側の回数なども確認。超える時は活動場所や予定を変えることもできます。
  4. 04
    帰宅後:使い終えた肌と容器の片づけ肌に使ったディートは石けんと水で洗い流す案内があります。製品の表示も確認し、容器は大人が保管。皮膚の中の唾液を洗い出す手当てではありません。
一律の塗布量・時間間隔を決める図ではありません。製品の表示を優先し、子どもだけで使わせないでください。併用と汗・摩擦:製造元の案内 ↗ディート使用後の洗浄:EPA ↗

04・刺された後我慢大会にせず、肌を守りながら楽にする。

「掻いちゃダメ」と言われても、気になって手が伸びる。そんな時は、叱るより先に、一緒にできる手当てを用意します。ここは小さな蚊刺されを想定した一般的な案内です。

清潔にし、冷たい布を当てる

大人と、石けんと水でやさしく洗います。洗うのは肌を清潔に保つため。冷たいぬれ布や、布で包んだ保冷剤を短時間当てるのは、腫れやかゆさを和らげるためです。どちらも、皮膚の中の唾液を取り出す処置ではありません。氷を肌へ直接当て続けたり、冷やしたまま眠ったりしません。熱いスプーンやお湯、ドライヤーで温める方法は、やけどにつながるので試さないでください。

爪で十字をつけても、反応の原因は取れない

爪で押す・掻く・こすることで、皮膚を傷つけてしまうことがあります。塩や酢、消毒液などを自己流で塗ることも避けます。「触りたくなったら教えて」と声をかけ、冷たい布など別の手段を手伝いましょう。掻いてしまった子を責め続けるより、これ以上肌を傷つけない工夫と、今の症状の確認が大切です。

年齢と場所を伝えて、薬剤師に聞ける

かゆみや炎症の強さに応じて、塗り薬などが使われることがあります。家族の処方薬を借りたり、何種類も重ねたりせず、大人が子どもの年齢、使う場所、傷になっているかを伝えて相談します。ステロイドという名前だけで避ける・選ぶのではなく、適切な製品と使い方を確かめます。眠れないほどのかゆみも相談してよい困りごとです。

小さな蚊刺されで、かゆい時は。

大人に伝える、やさしく洗う、布越しに冷やす 一つ目は大人へつらさを伝える吹き出し。二つ目は水と石けんでやさしく洗う絵。三つ目は保冷剤と肌の間に布をはさんで冷やす絵。冷たいぬれ布でもよい。息苦しさや意識の異常がある時に、この順で手当てを済ませて待つ図ではない。
  1. 01
    困り方を、大人へ渡す「かゆくて眠れなかった」「昨日より痛い」など。理由や虫の名前がわからなくても伝えてよい。
  2. 02
    肌を清潔に保つために洗う石けんと水で、やさしく。唾液を取り出そうとして、押す・掻く・強くこすることはしません。
  3. 03
    つらさを和らげるために冷やす冷たいぬれ布、または布で包んだ保冷剤を大人と使う。冷やしたまま眠ったり、熱い物を当てたりしません。
小さな蚊刺されを想定した手当ての図。保冷剤の図では、下の肌との間にも布があります。赤みだけで原因や重さを判断するものではありません。息苦しさ・唇や舌の腫れ・意識や反応の異常がある時は、この手順を終えるのを待たず、119など救急対応を優先します。洗う・布越しに冷やす:NHS ↗症状への治療:日本皮膚科学会 ↗

皮膚から脳へ、だけでなく、脳から戻る信号も

2014年のマウス研究では、脳の神経系のセロトニンという物質が、かゆみを伝える神経の働きを強める仕組みが調べられました。感覚は「皮膚からのお便りを脳が受け取る」だけではなく、脳側からも調節されるのです。ただし、人の蚊刺されを直接調べた実験ではありません。この研究から、食事やサプリ、処方薬を自己判断で変えることはしません。

05・相談の合図「ただの虫刺され」と決めつけない変化。

赤みがあるだけで、すぐ危険というわけではありません。一方、悪くなる変化や、皮膚以外の症状は見逃さず、大人へ伝えてください。

赤く見えないなら、大丈夫?

肌の色によっては、赤みが目立ちにくいことがあります。図や写真の赤い色と同じでなくても、腫れや炎症がないとは決まりません。痛みが増す、熱を持つ、腫れが大きくなる、体調が悪くなるなど、色以外の変化も大人に伝えます。確かめようとして何度も押したり、こすったりはしません。本人の言葉も大切な手がかりです。

赤みが広がる、熱を持つ、痛みや膿が出る

掻いた場所などから感染が起こることがあります。赤みや腫れが広がる、熱を持つ、痛みが増す、膿(うみ)が出る、発熱を伴う、よくならない時は医療機関へ相談します。見た目だけで、蚊への強い反応なのか別の原因なのかを家庭で断定しません。「何日たつまで待つ」と決めず、変化を大人と確認します。

息苦しさや意識の異常は、記事の続きより119

虫に刺された後に、息が苦しい、唇や舌・のどが腫れる、倒れる、ぐったりして反応がおかしい時は、すぐ近くの大人へ知らせ、119など救急対応を優先します。普通の蚊刺されでよく起きる症状、という意味ではありません。しかし、虫の種類を確かめたり、かゆみ止めを探したりして、対応を遅らせないでください。

「いつから・どう変わった・何を使った」を渡す

たとえば「昨日はかゆいだけだったけど、今日は痛い」「寝る前から気になって眠れなかった」と、自分の言葉で大丈夫。気づいた時期、腫れや痛みの変化、使った虫よけや薬を大人へ伝えます。旅行後の体調不良なら、行った地域も医療者へ。薬の名前がわからなければ、大人に容器を確認してもらえます。虫を捕まえに戻ったり、原因を正確に当てたりしてからでなくても、助けを求めてよいのです。

今日の一歩薬箱の前で、親子の「二つの役割」確認

容器を開けずに、大人と表示を読んでみよう。製品がなければ、本文の例を紙へ写すだけでできます。

  1. 「刺される前に使うもの」と「刺された後の症状に使うもの」を分ける。
  2. 虫よけの成分・濃度・対象年齢を大人が確認する。わからなければ薬剤師へ。
  3. 子どもは「つらい時は伝える」、大人は「使い方を確かめて手伝う」と役割を決める。

試し塗りや、薬を混ぜる実験はしません。薬剤を子どもだけで扱わせず、手の届かない場所で大人が保管してください。

親子で話す家族にも聞いてみたくなったら。

  • 虫よけを塗ったら、網戸を開けっぱなしにしてもよい?

    子ども図の「入る所」と「刺す所」を指さして、それぞれの仕事を説明する。

    おとな一つの対策を選ぶクイズではなく、役割の違う工夫を組み合わせる話にする。

  • 容器に同じ成分名があっても、同じ使い方とは限らないのはなぜ?

    子ども濃度と年齢の欄を、大人と探す。

    おとな「大人用を少しなら」では判断できないことを、実際の表示で伝える。

  • かゆい時、「我慢して」以外にどんな助けがある?

    子ども冷たい布を持ってきてほしい、薬の相談をしてほしいなどを話す。

    おとな本人のつらさを聞き、手当てと悪化の確認を一緒に行う。

よくある質問もう少し気になったら。

小学生にディート30%を少しだけ使ってもいい?

12歳未満には使いません。量を減らせば年齢制限を外せる、という使い方はできません。手元の製品表示と、医師・薬剤師の案内を確認します。

イカリジンなら、何度でもどこにでも使える?

いいえ。小児の年齢・回数の一律制限がないことと、用法・用量がないことは別です。大人が表示を守り、目や口、傷口、子どもの手などを避けて使います。

虫よけを塗れば、かゆみも治る?

虫よけは新しく刺されることへの対策です。すでに起きたかゆみへの手当てや薬とは分けます。傷ついた場所へ重ね塗りしません。

塗ったのに刺されたら、虫よけには意味がない?

一回の出来事だけで無意味とは決められません。塗りむら、汗や摩擦による落ち方、使った時刻などを大人と確認します。翌日のかゆみは前の刺され方への遅い反応かもしれず、いつ刺されたかも断定できません。肌の手当てをしつつ、次の使用は製品の表示どおりに。強い製品へ替えたり、回数を増やしたりする前に薬剤師へ相談できます。

日焼け止めと虫よけは、どちらが先?

日焼け止めを先に塗り、よく乾いてから虫よけを使います。年齢や使う場所はそれぞれの表示を確認。塗り直しも毎回セットにせず、虫よけの回数などを大人が確かめます。

かゆいところを温めれば、唾液を壊せる?

家庭で熱い物を当てる方法は試しません。皮膚をやけどさせる危険があります。体の反応を学ぶことを、そのまま自己流の加熱処置へ置き換えず、大人と安全な手当てを選びます。

いつ受診するか迷ったら?

痛みや赤みの悪化、熱感、膿、発熱、よくならない症状は大人と医療機関へ相談します。息苦しさや意識のおかしさは待たずに119など救急対応です。

赤く見えなければ、様子を見なくてもよい?

赤みだけでは判断できません。肌の色によって赤みがわかりにくいこともあります。痛み、熱を持つ感じ、腫れ、発熱、よくならないなどの変化も大人へ伝えます。見本の写真と比べて病名を決めるのではなく、自分の体の変化を確認します。

出典この章を書くために読んだ資料。

  • 虫刺されQ13:虫刺されの予防はどうすればよいですか?日本皮膚科学会 肌の露出を減らす工夫、虫よけの濃度と持続時間の考え方。高濃度ディートの年齢制限は、厚生労働省資料と製造元の表示を併せて掲載しています。
    資料 ↗
  • 防除用医薬品等の承認申請に係るQ&A(2016年6月28日)厚生労働省 高濃度ディートは12歳未満に使わないこと、イカリジンも大人が扱い、子どもの手・目口・傷口を避ける注意。個別製品の最新の使用説明を優先してください。
    資料 ↗
  • ディートとは:子どもにも使える?アース製薬(製造元の使用案内) 同社のディート10%以下と30%の年齢・回数の案内。特定商品の購入を勧める比較ではなく、手元の製品表示を読む例として参照しています。
    資料 ↗
  • 虫よけキンチョール(ディートタイプ)Q&A:日焼け止めとの併用・効果大日本除虫菊(KINCHO・製造元の使用案内) 日焼け止めを先に塗って乾かす順番と、汗・摩擦・塗りむらの注意を参照。塗り直しは各製品の対象年齢・回数を優先し、特定商品の購入や使用期限の一般化は勧めていません。
    資料 ↗
  • DEET:役割と使用後の洗浄米国環境保護庁(EPA) ディートが虫を殺すのでなく、吸血する虫が人をにおいで見つけにくくするという一般向け説明と、帰宅後の洗浄を参照。米国の年齢・濃度条件や持続時間は、日本の製品に転用していません。
    資料 ↗
  • 虫刺されQ12:虫刺されの治療はどうすればよいですか?日本皮膚科学会 かゆみや炎症への治療と、新しく刺されるのを防ぐ対策は別。薬の成分・年齢・使う場所は医師や薬剤師へ相談し、本文では用量を指定していません。
    資料 ↗
  • Insect bites and stings英国国民保健サービス(NHS) 洗う・布越しに冷やす基本、肌の色による赤みの見え方、痛み・熱感・腫れなどの変化と救急症状を確認。英国の救急番号・薬局制度は日本へ転用せず、119を案内。写真の色だけで虫や病名を特定しません。
    資料 ↗
  • About Mosquito Bites米国疾病予防管理センター(CDC) 吸血時に入る唾液と、かゆみ・腫れの関係。全ての蚊が病原体を持つわけではありません。米国の虫よけ製品の案内は、日本の使用条件とは分けています。
    資料 ↗
  • 蚊について横浜市 身近な蚊の活動場所・時間帯、小さなたまり水を減らす対策。子どもに水路へ入ることや、殺虫剤を使う作業は勧めていません。
    資料 ↗
  • Descending control of itch transmission by the serotonergic system via 5-HT1A-facilitated GRP-GRPR signaling(2014)ワシントン大学など・Neuron/PubMed 要旨・図の説明を参照。マウスの神経系のセロトニンと掻く行動を調べた研究。物質名から食事・サプリ・処方薬を増減する助言や、人の蚊刺されを直接調べた結果にはしていません。
    資料 ↗
  • 虫刺されQ4:蚊に刺されたらどうなりますか?日本皮膚科学会 翌日以降に症状が出ることや反応の個人差。年齢による傾向は、全員に当てはまる決まった成長段階としては扱っていません。
    資料 ↗
資料の読み方について

公的機関・研究機関・専門団体の資料を優先しました。一般向けの学習記事で、専門家の監修は受けていません。個別の診断や指示ではありません。

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いっしょに読むためのヒント。

一つの対策を選ぶクイズではなく、役割の違う工夫を組み合わせる話にする。

親子で話すなら

虫よけを塗ったら、網戸を開けっぱなしにしてもよい?

次の一章。

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    血を吸う理由と蚊の一生蚊は、どうして血を吸うの? オス・メスの食事と、水から始まる一生
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ここまで読んでくれて、ありがとう。

きょう、持ち帰るなら

心に残ったところを、ひとつ。

ひとことで言うと

虫よけは、成分名だけでなく、濃度・対象年齢・回数・塗ってよい場所を大人と確認して選びます。

家族と話すなら

「虫よけを塗ったら、網戸を開けっぱなしにしてもよい?」を親子で話す。

やってみるなら

「刺される前に使うもの」と「刺された後の症状に使うもの」を分ける。

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