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前屈ができないと、スポーツも苦手なの?

こたえ

前屈一つで運動の得意・不得意は決まりません。柔軟性は「関節が動ける範囲」で、肩、股関節、足首など場所ごとに違います。競技には、柔らかさだけでなく筋力、タイミング、バランス、判断が必要です。

柔らかすぎても、その範囲を支える力が必要です。

読む時間・対象・資料
読む時間 約9分 対象 小学3年生〜大人 出典 2件
この記事の目次9項目
  1. 01こたえ
  2. 02はじめに
  3. 03しくみ
  4. 04もう少しくわしく
  5. 05よくある勘違い
  6. 06やってみる
  7. 07親子で話す
  8. 08よくある質問
  9. 09出典

この記事前屈ができないと、スポーツも苦手なの?

まず、ひとつわかろう

いちばん知りたいところから。

前屈一つで運動の得意・不得意は決まりません。

  1. 01
    01

    骨どうしの形と向きによって、動きやすい方向と限界があります。

  2. 02
    02

    筋肉は縮むだけでなく伸ばされ、腱や周囲の組織も力を受けます。

  3. 03
    03

    脳と神経は、痛みや不安定さを感じると動きを止めます。

やってみよう

壁へ手をつき、かかとを床につけたまま膝を前へ動かす

はじめに長座体前屈は苦手。でもボールを投げるのは得意。

この組み合わせは不思議ではありません。長座体前屈は主に股関節や太ももの後ろなどに関わる一つの測り方です。肩の動き、足首の動き、競技の判断力までは測れません。一つのテストで体全体へ「かたい」という名前を貼らないことが出発点です。

しくみ何が起きているのか、順番にたどろう。

  1. 関節の形が土台になる

    骨どうしの形と向きによって、動きやすい方向と限界があります。全員が同じ形ではありません。

  2. 筋肉と腱が長さを調整する

    筋肉は縮むだけでなく伸ばされ、腱や周囲の組織も力を受けます。急に強く伸ばすと守る反応が起こります。

  3. 神経が安全範囲を判断する

    脳と神経は、痛みや不安定さを感じると動きを止めます。慣れで少しずつ範囲が変わることがあります。

  4. その範囲を筋力で支える

    使える柔軟性には、動いた先で姿勢や関節を支える力が必要です。ぐにゃぐにゃになることが目標ではありません。

もう少しくわしくもう少し先まで知りたい人へ。

競技ごとに必要な範囲が違う

体操と長距離走、野球の投球では、大きく使う関節と方向が違います。必要以上の柔らかさを全員へ求めません。

たとえば「何の動きで困っている?」から必要な場所を探す。

ウォームアップと静かなストレッチは別

運動前は体温を上げ、実際の動きへ近づける動的な準備が中心です。長く止まるストレッチは、場面と目的を考えます。

たとえば歩く→軽く跳ぶ→小さく競技動作、の順で準備する。

成長期は一時的に動きが変わる

骨の成長と筋肉・腱の適応のタイミングが同じとは限らず、急にかたく感じる時期があります。痛みを我慢して押し込みません。

たとえば昨日の記録より、痛みなく動ける範囲を優先する。

よくある勘違いまちがえやすいところを、ほどいておこう。

痛いほど伸ばすと早く柔らかくなる?
強い痛みは体を傷める可能性があります。伸びを感じても呼吸でき、翌日に痛みを残さない範囲にします。
開脚180度は全員の目標?
骨格や競技の必要性が違います。角度を人の価値や努力の証明にしません。
柔らかければけがをしない?
けがには疲労、接触、負荷、筋力、環境など多くの要因があります。柔軟性だけでは防げません。

やってみる 3分三つの関節を別々に観察

反動をつけず、左右差を順位にしない観察です。

  1. 壁へ手をつき、かかとを床につけたまま膝を前へ動かす
  2. 両腕を頭の上へ上げ、腰を反らさずどこまで行くか見る
  3. 仰向けで片膝を抱え、左右の感じを言葉にする

痛み、しびれ、関節が抜けそうな感じがあれば中止します。角度の大きさを競いません。 強い痛み、しびれ、腫れ、関節が不安定な感じ、けがの直後はストレッチを中止します。子どもの背中や脚を大人が強く押す方法は避け、病気やけががある場合は医療・運動の専門家へ確認します。

親子で話す家族にも聞いてみたくなったら。

  • 柔らかくなって何をしたい?

    子ども動きやすくしたい具体的な場面を言う。

    おとな数値目標ではなく、その動作と痛みの変化を見る。

  • 得意な動きはどこ?

    子ども投げる、しゃがむ、回るなど前屈以外も探す。

    おとな一つの測定で体を評価しない言葉を選ぶ。

  • 休む合図は?

    子ども鋭い痛み、しびれ、翌日まで残る痛み。

    おとな押さえつける補助をせず、続く痛みは専門家へ相談する。

よくある質問もう少し気になったら。

毎日ストレッチした方がいい?

短く無理のない範囲なら習慣にできますが、痛みや疲労がある日は休みます。目的に合う頻度が大切です。

左右差は悪い?

誰にでも少しあります。急に大きくなった、痛みや競技動作の困りごとがある場合に確認します。

ストレッチで身長が伸びる?

姿勢で一時的に高く見えることはありますが、骨の長さをストレッチで伸ばすものではありません。

出典この記事を書くために読んだ資料。

  • Health-Related Fitness Measures for Youth: Flexibility米国国立医学図書館(NCBI Bookshelf) 柔軟性は関節ごとに異なり、単一の柔軟性テストだけで健康や運動能力を決めにくいことを確認しました。
    資料 ↗
  • 身体活動・運動ガイド2023 推奨シート:こども版厚生労働省・e-ヘルスネット 成長期は一つの運動へ偏らず、いろいろな強さと動きを含める考え方を確認しました。
    資料 ↗
資料の読み方について

公的機関・研究機関・専門団体の資料を優先しました。一般向けの学習記事で、専門家の監修は受けていません。体調・学習・家庭・地域に合わせた個別の診断や指示ではありません。

おうちの方へ

いっしょに読むためのヒント。

数値目標ではなく、その動作と痛みの変化を見る。 一つの測定で体を評価しない言葉を選ぶ。

親子で話すなら

柔らかくなって何をしたい?

次に読む。

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ここまで読んでくれて、ありがとう。
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