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あそび図鑑 工作

ぶんぶんゴマは、どうやって作る?

今日の「できた」

最初の目標は大きな音や速さではありません。左右へ一度引き、円盤が一回でも自分で回転したら成功です。

読む時間・対象・資料
読む時間 約30分 対象 小学1年生〜中学生 出典 3件

用意するのは厚紙1枚。最初は直径8〜10cmの円を作れる、段ボールのような曲がりにくい紙を使います。金属や割れる材料は使いません。ふつう向けで、全10工程あります。完成図をまねるのではなく、一工程ずつ「できた形」を確かめながら進めます。

この記事の目次8項目
  1. 01準備と安全
  2. 0210工程
  3. 03回し方
  4. 043回リズム
  5. 05糸と回転
  6. 064ミッション
  7. 07困った6件
  8. 08よくある質問

この記事ぶんぶんゴマの作り方|回らないときの直し方・3回リズム実験

まず、ひとつわかろう

いちばん知りたいところから。

最初の目標は大きな音や速さではありません。左右へ一度引き、円盤が一回でも自分で回転したら成功です。

  1. 01
    回す場所を先に作る

    前後左右に人・動物・飲み物がなく、はさみとキリを使う大人がいる。

  2. 02
    厚紙へ8〜10cmの円

    大きな角や切り残しがなく、手のひらにのる円になった。

  3. 03
    中心を十字で見つける

    円の真ん中に十字があり、上下左右の長さが大きく違わない。

やってみよう

音の大きさではなく、三回のうち「前より揺れずに三往復できた」一回を見つけ、巻いた回数と手のリズムを話そう。

● 作る前の30秒

紙・道具・安全を先にそろえる。

途中で探し物をすると、紙の向きや折った場所が分からなくなります。最初に机を空け、完成後にどう使うかも決めます。

用意する紙

厚紙1枚。最初は直径8〜10cmの円を作れる、段ボールのような曲がりにくい紙を使います。金属や割れる材料は使いません。

使う道具

約1mのたこ糸か太めの木綿糸、鉛筆、定規、色鉛筆、透明テープ。はさみと、穴を開けるキリまたはコンパスは大人が使います。

安全の約束

切る・穴を開ける工程は大人が行います。長い髪を結び、顔・首・人・動物・飲み物から離します。回転中の円盤と糸に触れず、広い場所で一人ずつ遊びます。

● 10工程を一つずつ

先へ急がず、「ここまで同じ」を確かめよう。

一工程ごとに、折る説明 → 図 → できた形、の順で確認します。形が違ったら、全部ではなく一つ前だけ開きます。

  1. STEP 01

    回す場所を先に作る

    机の上を片付け、完成後に両手を広げても人や物へ当たらない場所を決めます。長い髪は結びます。

  2. STEP 02

    厚紙へ8〜10cmの円

    コップや丸い容器を厚紙へ置き、鉛筆で一周なぞります。大人が線の外側をはさみで切ります。

  3. STEP 03

    中心を十字で見つける

    円のいちばん広い場所を縦と横に定規で結び、二本の線が交わる点を付けます。だいたいの中心で大丈夫です。

  4. STEP 04

    左右対称の模様を描く

    中心から同じ距離に、二色の線や点を描きます。シールや重い飾りは付けず、まず色鉛筆だけにします。

  5. STEP 05

    中心の表裏をテープで守る

    中心をはさむように、表と裏へ3cmほどの透明テープを貼ります。穴のまわりが破れるのを防ぐ補強です。

  6. STEP 06

    大人が穴を二つ開ける

    中心をはさんで左右5mmずつ、合計約1cm離れた二点へ印を付けます。大人が下敷きを置き、キリなどで糸が通る穴を開けます。

  7. STEP 07

    糸を行って戻す

    約1mの糸を一つ目の穴へ表から通し、裏を渡って二つ目の穴から表へ戻します。円盤を糸の中央へ動かします。

  8. STEP 08

    糸の両端を結ぶ

    糸の二つの端を二回結び、一つの大きな輪にします。結び目を強く引き、大人にもほどけないか確認してもらいます。

  9. STEP 09

    円盤を15回ほど巻く

    左右の輪へ人差し指を入れ、糸をたるませます。円盤を前へゆっくり15回ほど回し、左右の糸へ同じくらいねじれを作ります。

  10. STEP 10

    引く・ゆるめるを繰り返す

    両手を同じ強さで外へ引き、糸が伸び切る少し前に力をゆるめます。円盤が反対向きに糸を巻いたら、また左右へ引きます。

0 / 10最初の一工程だけで大丈夫。

● 最初の三往復をつなぐ

巻く。引く。伸び切る前に、ゆるめる。

力くらべではなくリズム遊びです。両手を同じ高さにし、糸がぴんと伸び切る少し前に力を抜くと、円盤が反対向きのねじれを作ります。

  1. 01

    輪へ指を入れる

    左右の輪へ人差し指を入れ、円盤を体と平行にします。顔より下、胸より前です。

  2. 02

    15回ほど巻く

    糸をたるませ、円盤を前へゆっくり回します。左右に同じくらいねじれを作ります。

  3. 03

    左右を同時に引く

    弱い力から始めます。円盤ではなく、両手が同じ速さで離れるかを見ます。

  4. 04

    少し近づける

    糸が伸び切る前にゆるめます。反対向きに巻き終えたら、もう一度引きます。

ねじる糸に最初のねじれ

円盤を手で回してスタートの準備。

引くねじれがほどける

手の動きが円盤の回転へ変わる。

ゆるめる反対向きに巻く

動いている円盤が次のねじれを作る。

● 3回リズム実験

速さより、「三往復できた」を比べる。

結果は保存・送信しません。一回目で基準を作り、二回目は巻く回数か引くリズムを一つだけ変更。三回目はよかった方法をもう一度できるか確かめます。

TRY 11回目
TRY 22回目
TRY 33回目
まず弱く一回。円盤が回ったら最初の成功。

15回ほど巻き、左右を同時に引いて、伸び切る少し前にゆるめます。

● 作った後に見えること

昔のおもちゃには、回転の科学がかくれている。

糸をねじり、左右へ引くと、手の直線の動きが円盤の回転へ変わります。糸はほどけた後も反対向きへねじれ、引く・ゆるめるを合図に回転方向を交互に変えます。

TWIST

ねじれを先にためる

最初に円盤を回すと、左右の糸へねじれができます。ここが最初の回転を始める準備です。

PULL

引く力が回転へ変わる

左右を引くと、ねじれた糸がまっすぐへ戻ろうとして円盤を回します。片手だけ強いと円盤は揺れやすくなります。

REVERSE

止まる前にゆるめる

糸がほどけた後、動いている円盤が反対向きのねじれを作ります。伸び切ったまま持つと次の回転へつながりません。

IDEA

遊びから道具が生まれた

研究者は昔からある糸の回転おもちゃを手がかりに、電気を使わず小さな検体を分ける紙の遠心機を開発しました。

● 次の一回で試す4ミッション

完成だけではない「できた」を選ぼう。

全部にチェックを付ける必要はありません。今日の作品で一つ、次の作品でもう一つ進めます。

MISSION 0101

一回、自分で回す

15回ほど巻き、左右を同時に一回引く。

MISSION 0202

三往復つなげる

伸び切る前にゆるめ、反対向きに巻いてからまた引く。

MISSION 0303

一つだけ変える

巻く回数か、引くリズムのどちらか一つを変える。

MISSION 0404

模様の変化を見つける

止まった模様と回っている模様を離れた場所から比べる。

0 / 4今日やる一つを選ぼう。

● 今の形から戻る6件

全部開かず、一つ前だけ戻ろう。

いま一番近い困りごとを一つ開いてください。原因を決めつけず、まず形を見てから次の一手を試します。

1最初の一回が回らない

まず見る場所糸へ最初のねじれがないか、二つの穴ではなく同じ穴へ糸が戻っています。

次の一手回すのを止め、糸が二つの穴を通るか確認します。円盤を前へ15回ほどゆっくり回してから引きます。

2一回だけ回って止まる

まず見る場所糸が伸び切った後も両手を広げたままにして、反対向きに巻く時間がありません。

次の一手まっすぐになる少し前に力を抜き、両手を少し近づけます。糸が巻き直されてから次を引きます。

3円盤が左右へ大きく揺れる

まず見る場所穴が中心からずれている、円が大きくゆがむ、または片手だけ強く引いています。

次の一手止めてから中心と二つの穴を確認し、両ひじを同じ高さにして弱い力で左右同時に引きます。

4糸が指や円盤へからむ

まず見る場所糸をたるませすぎたまま速く回すか、止まる前に手を動かし続けています。

次の一手引くのをやめて机へ置き、円盤を手で逆向きに回して一本ずつほどきます。回転中には触れません。

5穴のまわりが破れてきた

まず見る場所中心の補強が足りない、穴が大きすぎる、または強く引きすぎています。

次の一手その作品は回すのをやめます。新しい厚紙の表裏をテープで補強し、大人が小さな穴を開け直します。

6大きな音が出ないと失敗に感じる

まず見る場所材料や大きさで音は変わり、音量だけでは回転の上手さを決められません。

次の一手三往復続いた、揺れが減った、同じリズムを再現できた、のどれかを今日の成功にします。

● よくある質問

作る前と、完成した後の「これでいい?」

ボタンでも作れる?

昔から大きなボタンを使う方法がありますが、このページでは割れにくく重すぎない厚紙を使います。金属、割れる素材、小さすぎる部品は使いません。

糸は長いほどよく回る?

必ずではありません。長すぎると床や物へ触れ、短すぎると手を動かす幅が足りません。最初は約1mで基準を作り、大人と安全を確認して一つだけ変えます。

強く引くほど速く回る?

強すぎると糸や穴が傷み、左右へ揺れることがあります。まず弱い力で、左右を同じ速さにし、引いた後にゆるめるリズムをそろえます。

なぜ回転の向きが変わる?

糸がほどけても円盤は少し動き続け、その動きで糸が反対向きへねじれます。次に引くと、その反対のねじれがほどけて逆向きに回ります。

模様の色が違って見えるのはなぜ?

円盤が速く回ると、一つ一つの線を目で追いにくくなり、止まっているときとは違う模様や色の重なりに見えることがあります。速さだけでなく模様の違いも比べます。

紙の遠心機をまねして液体を付けてよい?

付けません。研究用の紙の遠心機は、専門家が安全に設計した別の道具です。この工作には液体、ガラス管、電池、刃、重い部品を付けず、回転だけを観察します。

● きみのミッション

次の一枚で、これだけ。

音の大きさではなく、三回のうち「前より揺れずに三往復できた」一回を見つけ、巻いた回数と手のリズムを話そう。

● おうちの方へ

完成より、見つけた方法を残す。

速さや音量を競わせず、左右をそろえた、伸び切る前にゆるめた、危険に気づいて止めたことを具体的に認めてください。切断と穴開けは大人が担当し、回転中の円盤には触れません。

● 出典・公式資料・確認日

折り方だけでなく、科学と文化も確認する。

材料と基本の作り方は公的な子ども向け活動資料、昔遊びの歴史は国立国会図書館の調査記録、糸のねじれと回転が実際の道具へつながった話は大学の研究資料で分けて確認しています。

国立国際医療研究センター・国立健康危機管理研究機構

たのしいあそびのじかん・ぶんぶんゴマ

段ボールのような厚紙、はさみ、約1mのたこ糸、中心付近へ約1cm間隔の二つの穴を使う基本の材料と作り方を確認しました。

資料を見る ↗
Stanford University

Inspired by a whirligig toy, bioengineers develop a hand-powered blood centrifuge

糸の輪を二つの穴へ通し、左右をリズミカルに引く回し方と、糸のねじれを回転へ変える仕組みが紙の遠心機の発想につながったことを確認しました。

資料を見る ↗
国立国会図書館・レファレンス協同データベース

ビュービューゴマ・ぶんぶんごま

ぶんぶんごまが江戸時代から続く子どものおもちゃとして紹介され、回転時の音が名前の由来とされる資料を確認しました。

資料を見る ↗

おうちの方へ

いっしょに読むためのヒント。

速さや音量を競わせず、左右をそろえた、伸び切る前にゆるめた、危険に気づいて止めたことを具体的に認めてください。切断と穴開けは大人が担当し、回転中の円盤には触れません。 切る・穴を開ける工程は大人が行います。長い髪を結び、顔・首・人・動物・飲み物から離します。回転中の円盤と糸に触れず、広い場所で一人ずつ遊びます。

親子で話すなら

今日はどの形までできた? 次はどこを少し変えてみたい?

次に読む。

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ここまで読んでくれて、ありがとう。
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