なぜ?図鑑 朝起きられないのは、なまけ? 第2章/全5章
小学生は9〜12時間って、うちなら何時に寝ればいい?
6〜12歳は9〜12時間、13〜18歳は8〜10時間が一つの目安です。たとえば小学生が6時30分に起きるなら、18時30分〜21時30分ごろが「眠り始める」範囲になります。
ただし毎日18時30分に寝る決まりではありません。必要量には幅があり、寝つくまでの時間、夜中の目覚め、日中の眠気も一緒に見ます。
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この記事小学生は9〜12時間って、うちなら何時に寝ればいい?
まず、ひとつわかろう
いちばん知りたいところから。
6〜12歳は9〜12時間、13〜18歳は8〜10時間が一つの目安です。
- 01先に朝を決め、必要な時間を引く。
就寝時刻だけを比べると、登校や通学が違う家族の答えになりません。
- 02「布団に9時間」と「9時間眠った」は違う。
睡眠の健康は長さだけではありません。
- 03必要量は、朝だけでなく昼の様子で確かめる。
目安には幅があるため、「何時間なら合格」を全員へ当てはめません。
学校の日の起床時刻から目安の範囲を逆算する
01・起床から戻る先に朝を決め、必要な時間を引く。
就寝時刻だけを比べると、登校や通学が違う家族の答えになりません。まず布団を出る時刻から計算します。
小学生は9〜12時間が目安
6時30分起床なら、9時間で21時30分、12時間で18時30分に眠り始める計算です。範囲のどこが合うかは、年齢、日中の様子、休日の寝方を見ながら考えます。
- 寝床へ入る時刻ではなく眠り始める時刻
- 高学年でも必要量が急に大人と同じにはならない
- 家庭の現実と目安の差を責めずに見る
中高生は8〜10時間が目安
6時30分起床なら、20時30分〜22時30分ごろに眠り始める計算です。部活や塾の帰宅時刻と重なるなら、「自己管理不足」ではなく予定そのものを家族や学校と見直す材料になります。
- 思春期は眠気が遅れやすい
- 必要時間はまだ大人より長いことがある
- 朝練や通学時間も睡眠計画の一部
寝つくまでの時間を足して、準備を前へ
21時30分に眠り始めたいから、21時30分にゲームを止めて布団へ入る、では間に合いにくいでしょう。歯みがき、トイレ、会話、寝つく時間を考え、終了の合図をさらに前へ置きます。
- 寝床で長く粘る前に終了時刻を見直す
- 朝の逆算ツールは目安として使う
- 眠れない時間を失敗として数えない
02・時間の中身「布団に9時間」と「9時間眠った」は違う。
睡眠の健康は長さだけではありません。時刻、規則性、途中で目覚めること、呼吸で眠りがこわれないかも含みます。
寝つくまでの時間を別にする
布団に入った時刻と、眠ったと思う時刻の差を見ます。毎晩長く眠れず苦しいなら、早く布団へ入れるだけでなく、昼寝、夜の光、心配、体の症状を整理します。時計を何度も確認するほど焦る場合は見えない場所へ置きます。
- 布団へ入った時刻だけで採点しない
- 眠れない夜の画面再開を仕組みで防ぐ
- 続く不眠は小児科へ相談
夜中の目覚めや呼吸を見る
何度も目覚める、大きないびき、息が止まる、あえぐ、寝汗、激しい寝相があると、長く寝床にいても休めていない可能性があります。いびきを「熟睡の音」と決めません。
- 呼吸と顔色を安全に観察
- 朝の頭痛や口の乾きも記録
- 気になる動画や記録を医師へ見せる
平日と休日の差を見る
休日に昼まで眠らないと持たないなら、平日の不足を取り戻している合図かもしれません。一方、起床が大きく遅れると朝の光も遅れ、日曜夜に眠れない流れができます。休日だけ責めず平日の予定から見直します。
- 平日と休日の起床差を書く
- 休日も起きたら明るさを入れる
- 必要なら短期でなく継続的に相談
03・日中が答えを教える必要量は、朝だけでなく昼の様子で確かめる。
目安には幅があるため、「何時間なら合格」を全員へ当てはめません。授業、気分、安全、休日の反動を一緒に見ます。
授業で寝る・集中が続かない
寝不足は眠気だけでなく、注意、記憶、感情の調整にも影響します。落ち着きがないように見える子もいます。叱る前に、睡眠時刻と夜の呼吸を確認します。十分な時間があるのに強い眠気が続くなら医療相談します。
- 先生から見える時間帯を聞く
- 眠気と退屈を一つに決めない
- 安全な場面で寝落ちるなら早めに相談
怒りやすい・朝に言葉が出ない
睡眠不足の子どもは、大人のように静かに眠そうになるとは限りません。いらいら、涙、忘れ物、動きの遅さとして現れることがあります。朝の態度だけで人格を評価しません。
- 朝の会話を短くする
- 気分の変化が一日中続くか見る
- 落ち込みや自傷の言葉はすぐ大人へ
週末の長い睡眠は、平日の手がかり
休日に普段より何時間も長く眠るなら、平日の睡眠が足りない可能性があります。「寝だめできたから解決」ではなく、次週に30分でも眠る機会を増やせるか大人と考えます。
- 起床を無理に同じへせず差を小さくする
- 月曜朝のつらさも記録
- 予定を詰めすぎていないか見直す
今日の一歩家族の夜を一本の時間線にする
子どもだけの就寝表ではなく、帰宅から眠るまでを家族の予定として並べます。
- 学校の日の起床時刻から目安の範囲を逆算する
- 帰宅・夕食・風呂・宿題・自由時間を紙へ置く
- 寝る準備と寝つく時間のための余白を入れる
- 一番詰まっている場所を、家族で15〜30分動かす
目安どおりにできない日を減点しません。家庭の事情で睡眠機会を確保できない、強い眠気や体調不良が続く場合は、学校や医療者も含めて考えます。
親子で話す家族にも聞いてみたくなったら。
-
何時に眠ったと思う?
子ども布団に入った時刻と眠った時刻を分けて話す。
おとな正確さを問い詰めず、数日の傾向を見る。
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夜の予定で一番押しているのは?
子ども宿題、風呂、自由時間、会話から選ぶ。
おとな大人の家事や帰宅も同じ表へ出す。
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昼に出る眠気の合図は?
子どもあくび、ぼんやり、怒る、寝落ちから選ぶ。
おとな先生の観察と家庭の記録をつなぐ。
よくある質問もう少し気になったら。
低学年と高学年は同じ9〜12時間?
6〜12歳をまとめた目安なので、範囲の中で個人差があります。学年だけでなく、日中の眠気、気分、休日の睡眠、成長や体調を合わせて見ます。
9時間寝れば、質は悪くても大丈夫?
健康な睡眠には時間だけでなく、時刻、規則性、質、睡眠を妨げる病気がないことも大切です。大きないびきや何度も目覚める様子があれば相談します。
寝床へ早く入れば、その分眠れる?
眠気が来ていない時刻に長く横になっても、睡眠時間が同じだけ増えるとは限りません。起床と朝の光、昼寝、夜の終了時刻を一緒に調整します。
睡眠計測アプリの数字を信じていい?
家庭用機器は傾向を見る助けになりますが、診断装置ではありません。数字だけより、本人の体調、日中の生活、呼吸の合図を優先し、心配なら医師へ相談します。
出典この章を書くために読んだ資料。
- 健康づくりのための睡眠ガイド2023厚生労働省 小学生9〜12時間、中学・高校生8〜10時間の目安、思春期に体内時計が後ろへずれやすいこと、朝の光・朝食・運動・週末の起床時刻の考え方を確認しました。資料 ↗
- Recommended Amount of Sleep for Pediatric Populations米国睡眠医学会(AASM) 6〜12歳は9〜12時間、13〜18歳は8〜10時間とする専門家合意と、健康な睡眠は時間だけでなく、タイミング・質・規則性・睡眠障害のなさも含むことを確認しました。資料 ↗
- A Lullaby for Good Health米国小児科学会(HealthyChildren.org) 大きないびき、眠っている間の呼吸の困難や停止、日中の強い眠気や行動の問題を伴う寝つき・中途覚醒は、小児科へ相談する合図として確認しました。資料 ↗
資料の読み方について
公的機関・研究機関・専門団体の資料を優先しました。一般向けの学習記事で、専門家の監修は受けていません。個別の診断や指示ではありません。
おうちの方へ
いっしょに読むためのヒント。
正確さを問い詰めず、数日の傾向を見る。
何時に眠ったと思う?
次の一章。
- 1 眠気を作る二つの仕組み夜は眠くないのに、朝だけすごく眠いのはなぜ?約10分
- 2 学年と起床時刻から逆算小学生は9〜12時間って、うちなら何時に寝ればいい?約10分
- 3 朝を変える7日間作戦何から変えればいいか分からない。七日間なら、どう試す?約11分
- 4 スマホ・週末・朝食スマホを取り上げて、休日も同じ時刻に起こせば解決する?約10分
- 5 寝坊で片づけない合図「なまけ」ではないかもしれない時、どんな合図を誰へ伝える?約11分