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氷は水からできているのに、どうして水に浮くの?

こたえ

水がこおると、水の小さな粒が、すき間の多い並び方になるよ。同じかさで比べると、氷は液体の水より軽い。だから水に浮くんだ。「かたくなったから重い」とは限らないんだね。観察は大人とコップの中で。

こおった池や川には乗らないよ。

読む時間・対象・資料
読む時間 約5分 対象 小学3年生〜大人 出典 2件
この記事の目次7項目
  1. 01こたえ
  2. 023つの手がかり
  3. 03うらがわ
  4. 04発見
  5. 05支える仕事
  6. 06やってみる
  7. 07出典

この記事氷は水からできているのに、どうして水に浮くの?

まず、ひとつわかろう

いちばん知りたいところから。

水がこおると、水の小さな粒が、すき間の多い並び方になるよ。

  1. 01
    材料を見よう

    こおる前も、あとも、水の分子。

  2. 02
    同じ大きさで比べる

    氷ひとつとバケツの水を比べるのではない。

  3. 03
    隠れた部分もある

    浮く氷の全部が水面より上に出るわけではない。

やってみよう

大人と、透明で割れにくいコップの水に氷を一つ入れよう。横から見て、水面の線と氷の形を紙に描く。「浮いているけれど、水の中にもこんなにある」と気づけたら発見。観察用の氷は口に入れず、ぬれた床は大人に拭いてもらおう。

3つの手がかりまずは、見つけたものを並べよう。

  • 同じ水材料を見ようこおる前も、あとも、水の分子。
  • かさ同じ大きさで比べる氷ひとつとバケツの水を比べるのではない。
  • 水の中隠れた部分もある浮く氷の全部が水面より上に出るわけではない。

うらがわを大追跡水が氷になると、何が変わる?

同じ数の粒でも、氷になると場所が広がる左の水と右の氷にそれぞれ六つの粒。氷では粒が輪になり、広い場所をとる。粒の数や大きさは変えず、並び方を比べる模式図。 水:近くを動く氷:すき間のある並び 粒はどちらも6つ。広がるのは、並ぶ場所。
分子の並び方を説明する独自の模式図。実際の分子の形や立体構造、間隔の比率をそのまま描いた図ではありません。
  1. まず見よう:氷のどこが水面より上?

    透明な割れにくいコップに、大人が水と氷を入れる。横から見ると、氷の上の一部だけが水面から出て、残りは水の中にあるね。「浮く」は、水にさわらず空中にあることではないんだ。形が違う氷では、見える上の形も変わるよ。

  2. 基礎:重さだけでなく「同じかさ」で比べる

    大きな氷は、小さなスプーン一杯の水より重いかもしれない。それでも浮く理由を考えるには、同じかさをそろえる。たとえば同じ大きさの小さな箱いっぱいの氷と、水を頭の中で比べるんだ。氷の方が軽い。この「同じかさに、どれだけの重さがあるか」を密度(みつど)というよ。

  3. 小さな世界:水の粒の並び方が変わる

    水は、目で見えない小さな分子(ぶんし)からできている。液体の水では分子が動いて、場所を入れかわれる。ふつうの氷になると、分子が規則正しく並び、全体としてすき間の多い形になる。分子そのものが風船のように大きくなったのではない。同じ数の分子でも、氷の方が広い場所をとるんだ。

  4. もっと知る:大きな氷も、小さな氷も?

    同じ水からできたふつうの氷なら、量を増やしても「同じかさで水より軽い」という性質は基本的に変わらない。大きいから必ず沈む、小さいから浮く、ではないんだ。水は氷を上向きに押し、その力と重さがつり合うところで浮かぶ。水の中にかくれている部分も、そのつり合いに関わっているよ。

ここが発見知る前とあとで、景色が変わる。

  1. 「すき間がある」は、大きな空気の玉が入っているという意味ではない。氷が白く見える原因になる気泡と、分子の並び方は別の話。透明な氷も水に浮くよ。
  2. 水がこおってかさが増えても、水そのものが増えたわけではない。水の分子を人、並ぶ場所を広場にたとえると、人数は同じままで広がって並ぶ感じだよ。これはたとえで、分子に手足があるわけではない。
  3. 何でもこおれば浮く、とはいえない。多くの物質では、固体になった方が分子が密に並ぶ。水でも特別な「重水」から作る氷はふつうの水に沈む。家庭の観察で試すものではなく、「何でできた氷か」も条件になる例だよ。

この仕組みを支える人うらがわには、いつも仕事がある。

  • 水を調べる研究者温度や溶けたものによって、水の密度がどう変わるか調べる。
  • 氷をつくる人水をこおらせる時間や温度を工夫し、使いやすい氷をつくる。
  • 科学館のスタッフ見えたことと説明を分けながら、小さな粒の模型で伝える。

やってみる 3分こんど見かけたら

大人と、透明で割れにくいコップの水に氷を一つ入れよう。横から見て、水面の線と氷の形を紙に描く。「浮いているけれど、水の中にもこんなにある」と気づけたら発見。観察用の氷は口に入れず、ぬれた床は大人に拭いてもらおう。

出典この記事を書くために読んだ資料。

  • Water Density米国地質調査所(USGS) 氷と水の密度、浮く氷の水面下の部分、重水の反例。2026年9月19日確認。
    資料 ↗
  • Changing State—Melting米国化学会(ACS) 水と氷の分子配列の違い。元教材のドライアイス実験は採用せず、家庭用の氷の観察に限定。2026年9月19日確認。
    資料 ↗
資料の読み方について

公的機関・研究機関・専門団体の資料を優先しました。一般向けの学習記事で、専門家の監修は受けていません。個別の診断や指示ではありません。

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いっしょに読むためのヒント。

容器を満水にせず、家庭用の氷を大人が扱ってください。密閉容器の凍結、ガラス容器の凍結、ドライアイスや薬品を使う実験は行いません。氷が浮くことは、人が乗って安全という意味ではありません。屋外の氷の上に乗らず、室内の少量の水で観察します。

親子で話すなら

大人と、透明で割れにくいコップの水に氷を一つ入れよう。横から見て、水面の線と氷の形を紙に描く。「浮いているけれど、水の中にもこんなにある」と気づけたら発見。観察用の氷は口に入れず、ぬれた床は大人に拭いてもらおう。

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