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なぜ?図鑑 脳・勉強

集中できないのは、やる気が足りないから?

こたえ

集中力は、ずっと点灯し続ける才能ではなく、必要な情報へ注意を向け、関係ない刺激から戻る働きです。眠気、空腹、不安、通知、課題の難しさ、時間の長さで揺れます。「切れない人」になるより、切れたことに気づいて戻る仕組みを作る方が現実的です。

読む時間・対象・資料
読む時間 約10分 対象 小学3年生〜大人 出典 2件
この記事の目次9項目
  1. 01こたえ
  2. 02はじめに
  3. 03しくみ
  4. 04もう少しくわしく
  5. 05よくある勘違い
  6. 06やってみる
  7. 07親子で話す
  8. 08よくある質問
  9. 09出典

この記事集中できないのは、やる気が足りないから?

まず、ひとつわかろう

いちばん知りたいところから。

集中力は、ずっと点灯し続ける才能ではなく、必要な情報へ注意を向け、関係ない刺激から戻る働きです。

  1. 01
    01

    読む、書く、計算するなど、今見るべきものを脳が選びます。

  2. 02
    02

    音、通知、考えごとなどを完全に消すのではなく、今は後回しにします。

  3. 03
    03

    問題の条件や途中の答えを一時的に保ちます。

やってみよう

終える小さな仕事を一つ書く

はじめに漢字を始めたのに、消しゴムの角が気になる。

脳はさぼっているとは限りません。単調さ、新しい音、終わりが見えない課題は注意を動かします。反対に、ゲームでも難しすぎれば離れます。集中を性格の採点にせず、「いつ・どこで・何の途中に切れた?」

を観察すると変えられる条件が見えます。

しくみ何が起きているのか、順番にたどろう。

  1. 目標を選ぶ

    読む、書く、計算するなど、今見るべきものを脳が選びます。目標があいまいだと注意の置き場所も決まりません。

  2. 関係ない刺激を抑える

    音、通知、考えごとなどを完全に消すのではなく、今は後回しにします。この働きにもエネルギーが要ります。

  3. 作業を頭に置く

    問題の条件や途中の答えを一時的に保ちます。情報が多すぎると、何をしていたか抜けやすくなります。

  4. ずれに気づいて戻る

    別のことを考えたと気づき、目標へ戻ることも集中の一部です。気づいた回数は失敗の数ではありません。

もう少しくわしくもう少し先まで知りたい人へ。

時間より「一回の仕事」を小さくする

30分集中しよう、だけでは何を終えるか不明です。「問題を二問」「段落を一つ」のように出口を作ります。

たとえば終わりにチェックを入れ、次の小箱を選ぶ。

休憩は別の強い刺激に乗り換えない

短い休憩で動画や対戦ゲームを始めると、戻る方が難しくなる人もいます。水を飲む、立つ、遠くを見るなど切り替えやすい休みを試します。

たとえば休憩の終わりを先にタイマーで決める。

困り方が強いときは環境調整を

努力だけで補いにくい注意の特性、睡眠、視力・聴力、不安などが隠れることもあります。家庭と学校で同じ困り方が続くなら相談材料にします。

たとえば叱られた回数でなく、止まりやすい課題と時間を記録する。

よくある勘違いまちがえやすいところを、ほどいておこう。

好きなゲームに集中できるなら、勉強もできる?
反応がすぐ返るゲームと、答えが遠い学習では必要な注意が違います。一方ができることだけで困りごとを否定できません。
無音が全員に最適?
人と課題で違います。会話や歌詞は言葉の課題を邪魔しやすいなど、条件を分けて試します。
長時間座れるほどえらい?
座った時間と学んだ量は同じではありません。短く思い出す練習を重ねる方法もあります。

やってみる 3分15分だけ、集中の切れ目を地図にする

自分を監視せず、戻り方を発見します。

  1. 終える小さな仕事を一つ書く
  2. 注意がそれたら紙に点を一つ打つ
  3. 15分後、何がきっかけだったか一つ選ぶ

点が多くても失敗ではありません。次回は通知を消す、問題を半分にするなど一条件だけ変えます。

親子で話す家族にも聞いてみたくなったら。

  • 集中が切れやすいのはいつ?

    子ども眠い、難しい、音がある、終わりが遠いから選ぶ。

    おとな本人の性格ではなく場面と言葉を記録する。

  • 戻る合図は何にする?

    子ども付せん、タイマー、深呼吸から選ぶ。

    おとな監視の合図ではなく本人が使える道具にする。

  • どこまで手伝う?

    子ども最初の一問だけ、指示を一つずつなど希望を言う。

    おとな答えを先回りせず、始められる大きさへ分ける。

よくある質問もう少し気になったら。

ポモドーロは25分でないとだめ?

25分は一例です。年齢や課題に合わせて5分、10分などから始め、休憩も含めて調整します。

机が散らかっていると集中できない?

刺激になる人も、配置を覚えている人もいます。必要な物が見つかるか、注意を奪う物があるかで考えます。

集中力は鍛えられる?

睡眠、練習、環境調整で取り組みやすくなりますが、筋肉のように単純な一本の能力ではありません。

出典この記事を書くために読んだ資料。

  • Improving Students’ Learning With Effective Learning TechniquesAssociation for Psychological Science 思い出す練習、間隔を空けた復習など、学習法を比較した研究レビューを確認しました。
    資料 ↗
  • Test-Enhanced LearningPsychological Science 読み直しだけでなく、思い出して答える練習が後の記憶を助ける実験を確認しました。
    資料 ↗
資料の読み方について

公的機関・研究機関・専門団体の資料を優先しました。一般向けの学習記事で、専門家の監修は受けていません。体調・学習・家庭・地域に合わせた個別の診断や指示ではありません。

おうちの方へ

いっしょに読むためのヒント。

本人の性格ではなく場面と言葉を記録する。 監視の合図ではなく本人が使える道具にする。

親子で話すなら

集中が切れやすいのはいつ?

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ここまで読んでくれて、ありがとう。
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