本文へ移動
なぜ?図鑑 まず答え。それから、しくみ。

なぜ?図鑑 からだ・健康

同じ教室にいても、風邪をひく人とひかない人がいるのはなぜ?

こたえ

風邪は、主にいろいろなウイルスが鼻やのどへ入り、体の防衛反応が起きた状態です。同じ場所にいても、入った量、手で顔を触ったか、睡眠や体調、これまでの免疫などが違うため、全員が同じ症状になるとは限りません。

読む時間・対象・資料
読む時間 約10分 対象 小学3年生〜大人 出典 1件
この記事の目次9項目
  1. 01こたえ
  2. 02はじめに
  3. 03しくみ
  4. 04もう少しくわしく
  5. 05よくある勘違い
  6. 06やってみる
  7. 07親子で話す
  8. 08よくある質問
  9. 09出典

この記事同じ教室にいても、風邪をひく人とひかない人がいるのはなぜ?

まず、ひとつわかろう

いちばん知りたいところから。

風邪は、主にいろいろなウイルスが鼻やのどへ入り、体の防衛反応が起きた状態です。

  1. 01
    01

    ウイルスを含む飛沫や、ウイルスがついた手で鼻・口・目を触ることなどが入口になります。

  2. 02
    02

    ウイルスは自分だけでは増えられず、体の細胞の仕組みを利用します。

  3. 03
    03

    免疫が異物を見つけ、鼻水、せき、だるさなどが起こります。

やってみよう

3分タイマーを用意する

はじめに月曜日、となりの席の子がくしゃみをした。

火曜日の夜、のどが少し変。でも「くしゃみを一回聞いたから、必ずその子からうつった」とは決められません。症状が出る前に別の場所で触れた可能性もあり、原因のウイルスも一種類ではないからです。

犯人探しより、体を休め、広げにくくする行動が役立ちます。

しくみ何が起きているのか、順番にたどろう。

  1. 入口へやってくる

    ウイルスを含む飛沫や、ウイルスがついた手で鼻・口・目を触ることなどが入口になります。皮膚は強い壁ですが、粘膜は外の世界とつながる門です。

  2. 門の近くで増える

    ウイルスは自分だけでは増えられず、体の細胞の仕組みを利用します。種類によって増えやすい場所や症状が違います。

  3. 防衛チームが反応する

    免疫が異物を見つけ、鼻水、せき、だるさなどが起こります。症状の一部はウイルスそのものだけでなく、体が守ろうとする反応でもあります。

  4. 片づけて記憶する

    多くは時間とともに回復します。免疫が特徴を覚えることもありますが、風邪のウイルスは多種類なので「一度ひけば二度とひかない」わけではありません。

もう少しくわしくもう少し先まで知りたい人へ。

寒いだけで風邪になる?

寒さそのものがウイルスを作るわけではありません。ただし冬は屋内で人が近く過ごし、空気が乾きやすいなど、広がり方に関わる条件が重なります。

たとえば外で冷えた日と、混んだ部屋で長く過ごした日を分けて考える。

手洗いは「ゼロ」にする魔法ではない

手についたものを減らし、顔へ運ぶ機会を少なくする方法です。換気、せきエチケット、休養などと組み合わせます。

たとえば帰宅後、食事前、鼻をかんだ後など、場面を決めると続けやすい。

休むのも、回復の仕事

眠っているだけに見えても、体は免疫反応や傷んだ組織の修復にエネルギーを使います。無理に「汗を出せば治る」と運動する必要はありません。

たとえば元気メーターを10点満点で言い合うと、体調を伝えやすい。

よくある勘違いまちがえやすいところを、ほどいておこう。

抗菌薬を飲めば、風邪はすぐ治る?
一般的な風邪の多くはウイルスが原因で、細菌に使う抗菌薬が効くとは限りません。薬は自己判断せず医師や薬剤師の説明に従います。
黄色い鼻水なら必ず細菌?
色だけで原因を決められません。続く期間、痛み、熱、呼吸など全体を見ます。
元気なら人にうつさない?
症状が軽くても広げる可能性はあります。元気さだけで感染の有無は判断できません。

やってみる 3分手が顔へ行く回数を、3分だけ観察

手を縛ったり我慢したりせず、いつもの自分を観察します。

  1. 3分タイマーを用意する
  2. 鼻・口・目・髪に触れたら正の字を一画書く
  3. 触れた直前に何をしていたか一つ思い出す

回数の多さを叱る実験ではありません。無意識の動きに気づき、手洗いする場面を考える材料です。 息苦しい、顔色が悪い、水分がとれない、尿が極端に少ない、呼びかけへの反応がおかしい、強い痛みやけいれんがあるときは、記事だけで判断せず、すぐ大人へ伝えて医療機関や救急相談へつなぎます。

親子で話す家族にも聞いてみたくなったら。

  • 休む日は、何をしたら「休んだ」ことになる?

    子ども眠る、静かに遊ぶ、水分をとるなど、自分が楽になる行動を選ぶ。

    おとな体温だけでなく、表情、食欲、水分、尿、呼吸、眠りも一緒に観察する。

  • 家族に広げにくくする工夫は?

    子ども手洗い、せきのときに口を覆う、コップを分ける。

    おとな責めずに換気と休める場所を用意し、できる行動を少数に絞る。

  • どの変化を大人へ伝える?

    子ども息が苦しい、水が飲めない、いつもと違ってぼんやりする。

    おとな年齢、基礎疾患、症状の強さで受診判断が変わるため、迷えば相談先を使う。

よくある質問もう少し気になったら。

ビタミンをたくさん取れば風邪を防げる?

一つの栄養素を多く取れば必ず防げるとは言えません。普段の食事、睡眠、手洗いなどを組み合わせます。

学校は何日休む?

風邪という名前だけでは決まりません。学校のルール、症状、診断を確認し、感染症ごとの出席停止期間がある場合はそれに従います。

熱がないなら風邪ではない?

のど、鼻、せきなどだけのこともあります。熱がないことだけで風邪を否定できません。

出典この記事を書くために読んだ資料。

  • 子どもの発熱時の対応・ケア厚生労働省 体温だけでなく、元気、食欲、水分、機嫌など全身の様子を見る考え方を確認しました。
    資料 ↗
資料の読み方について

公的機関・研究機関・専門団体の資料を優先しました。一般向けの学習記事で、専門家の監修は受けていません。体調・学習・家庭・地域に合わせた個別の診断や指示ではありません。

おうちの方へ

いっしょに読むためのヒント。

体温だけでなく、表情、食欲、水分、尿、呼吸、眠りも一緒に観察する。 責めずに換気と休める場所を用意し、できる行動を少数に絞る。

親子で話すなら

休む日は、何をしたら「休んだ」ことになる?

次に読む。

からだ・健康の記事をすべて見る · なぜ?図鑑のトップへ

ここまで読んでくれて、ありがとう。
記事情報