2025年度。子ども、大人、シニアなどを含む合計。
プロサッカー選手に
なるには?
ユースだけが道じゃない。高校、大学、地域クラブ、海外。うまくいかなかった場所があっても、別の道へつなぎ直せます。
この記事プロサッカー選手になるには?
まず、ひとつわかろう
いちばん知りたいところから。
サッカー選手になる道は一つじゃないよ。クラブの育成チーム、高校の部活、大学、地域のチームなど、いろいろな場所で力をのばした選手がいるんだ。
- 01好きな道を知る
どこでサッカーを続けたいか考える。
- 02別の道も知る
一つがうまくいかなくても、続ける場所はある。
- 03今できることを選ぶ
遊び、練習、休むことを大切にする。
『やってみたい道』と『もし変わったときの道』を、紙に一本ずつ描いてみよう。
プロサッカー選手への道を、ユース一本ではない大きな地図で見たいきみへ。
人数を確率と間違えず、4つの道、プロの生活、6人の実在ルート、うまくいかない時の次の道まで考えられます。
● 数字のものさし
「何人に1人なれる?」に、正直に答える。
子どもが将来プロになる確率を、そのまま表す公式な数字は見つかりません。そこで、同じように見える数字を混ぜず、「今、登録されている人数」を比べます。
2026年1月15日時点。60クラブの合計。
これは、子ども440人のうち1人がプロになる、という確率ではありません。 年齢、女子リーグ、海外でプレーする人、何年分の子どもを数えるかがそろっていないからです。キッズポータル by ソフカは、わからない確率をそれらしく作りません。
WEリーグなどは、上のJ1・J2・J3の1,896人には入りません。
日本のJリーグ登録だけでは、世界で働く選手を数えられません。
入団、移籍、引退があるため、数字には必ず時点をつけます。
数字の出どころ
- 日本サッカー協会「サッカー選手登録数」:2025年度 836,297人
- Jリーグ「大会概要」:2026年1月15日時点 1,896人
● どうやったらなれる?
4つの道は、途中でつながる。
本当の道はもっとたくさんあります。ここでは、地図を考えやすくするために4つのモデルに分けました。
クラブの育成組織ルート
- 地域クラブ・スクール
- Jクラブなどのジュニアユース
- ユース
- トップチーム
同じクラブで上の年代を目指す。選考がある場合も多い。
中学・高校の部活ルート
- 小学校のチーム
- 中学校の部活・クラブ
- 高校サッカー
- プロ・大学
学校生活とチーム活動を一緒に積み重ねる。大会で見つかることもある。
大学で伸びるルート
- 高校・ユース
- 大学サッカー
- 特別指定選手など
- Jリーグ
学びながら体をつくり、試合経験を重ねて力を伸ばす。
地域・社会人・海外ルート
- 地域クラブ
- 社会人・地域リーグ
- トライアウト・移籍
- 国内外のプロ
数は多くないが、住む場所やリーグを変えて挑戦する道もある。
● どんな毎日?
プロの一日・一週間・一年。
チーム、試合日、けが、移動で大きく変わります。ここでは「土曜日に試合がある選手」のモデル例を見てみます。
一日のモデル|練習日
体の調子を確かめ、練習のためのエネルギーをとる。
体重や体調を記録し、トレーナーと話す。
技術、戦術、体力。練習時間より前後の準備も大切。
食事、ストレッチ、治療などで体を戻す。
映像で試合を見たり、学んだり、休んだりする。
よい練習のために、睡眠も仕事の一部。
一週間のモデル|土曜日が試合
前の試合で使った体と心を休める。
走る、止める、ける。土台を確かめる。
人数をそろえ、試合に近い速さで練習。
次の相手を考え、動き方を合わせる。
セットプレーや細かな確認。疲れを残さない。
移動、ミーティング、準備、試合、回復。
日程により試合、軽い運動、または休み。
一年のモデル|日にちではなく「時期」で見る
健康チェック、走力づくり、チームの約束を覚える。
練習、移動、試合、回復。出場しない選手にも別の練習がある。
カップ戦、代表選考、遠征が入ることがある。
体を休め、契約や次の目標について話す。
練習している時間だけが仕事ではありません。食べる、眠る、体を治す、映像を見る、移動する、ファンや地域の活動に参加する。よい状態で試合へ向かう準備も仕事です。
● 子どものころ、どう過ごす?
4つの生活モデルを比べよう。
実在する選手の子ども時代を、時間まで勝手に作ることはできません。ここでは道ごとのモデル例を示し、その次に公式情報で確認できた本人の歩みを紹介します。
A|クラブ育成組織で続ける子
- ☀️ 一日
- 学校 → 移動・軽食 → 夕方の練習 → 夕食・宿題 → 睡眠
- 🗓️ 一週間
- 平日2〜4回の練習+週末の試合というチームもある。休む日もつくる。
- 🌱 一年
- 学年ごとの大会、選考、遠征。上の年代に進むたびに環境が変わる。
覚えておきたいこと選考の結果だけで自分の全部を決めない。別のチームも地図に書く。
B|学校の部活で続ける子
- ☀️ 一日
- 学校 → 放課後の部活 → 帰宅 → 食事・勉強 → 睡眠
- 🗓️ 一週間
- 練習、練習試合、大会。学校行事やテストとの両立も考える。
- 🌱 一年
- 新入生加入、地区大会、全国につながる大会、学年交代。
覚えておきたいこと試合に出ない時期も、準備や応援、体づくりから学べる。
C|大学で力を伸ばす人
- ☀️ 一日
- 授業 → チーム練習 → 食事・回復 → 課題・睡眠
- 🗓️ 一週間
- 授業と練習、リーグ戦。自分で時間を管理する場面が増える。
- 🌱 一年
- 大学リーグ、カップ戦、クラブの練習参加や特別指定の機会。
覚えておきたいこと18歳の時点で完成していなくていい。学びながら伸びる道がある。
D|別の町・国へ挑戦する人
- ☀️ 一日
- 学校・仕事 → 個人練習 → 語学や生活の勉強 → 睡眠
- 🗓️ 一週間
- チーム練習と試合に加え、移動や生活の準備もする。
- 🌱 一年
- 練習参加、選考、移籍期間、在留・契約の手続きなど。
覚えておきたいこと動画だけで決めず、費用・安全・契約を家族や専門家と確かめる。
サッカーだけにしない、5つの土台
成長する体には休みが必要です。痛みをかくして続けず、家族、先生、コーチ、医療の人に伝えよう。
● 本当に歩いた人の道
6人、6つのルート。
これは「同じことをすれば必ずなれる」という答えではありません。道の選び方が一つではないと知るためのロールモデルです。
三笘 薫選手
育成組織にいても、すぐトップへ進む道だけではない。大学で学び、力を伸ばしてからプロになった例です。
ブライトン公式で歩みを確かめる ↗長友 佑都選手
大学ではけがに悩み、スタンドから仲間を応援した時期もありました。そこから試合に出て、大学在学中にプロへの道を開きました。
JFA公式で歩みを確かめる ↗久保 建英選手
海外で公式戦に出にくくなり帰国しましたが、日本で成長して、もう一度スペインへ進みました。戻ることも前進になる例です。
JFA公式で歩みを確かめる ↗本田 圭佑選手
クラブの育成組織から高校へ進み、そこからプロになりました。育成年代の途中で所属先が変わる道もあります。
JFA公式で歩みを確かめる ↗熊谷 紗希選手
女子サッカーにも、地域から強豪校、国内リーグ、海外へつながる道があります。世界へ行く出発点は一つではありません。
JFA公式で歩みを確かめる ↗アンドレス イニエスタ選手
日本から海外へ行く人だけでなく、海外から日本を選ぶ人もいます。世界の選手が行き来すると、学び方や文化もつながります。
ヴィッセル神戸公式で歩みを確かめる ↗● もっと知りたい
プロを目指すときの、8つの疑問。
気になる質問をひらいてみよう。答えが一つではないものは、考えるための目印を示します。
Q1小さいころから強いチームにいないと、プロになれない?+
いいえ。早く育成組織に入る道もあれば、高校や大学で大きく伸びる道もあります。今いる場所で練習の質を上げ、試合に出る機会と次の選択肢を探すことが大切です。
Q2ユースへ上がれなかったら、夢は終わり?+
終わりではありません。高校サッカー、別のクラブ、大学、地域リーグなどへつなげます。本田圭佑選手の公式経歴も、クラブのジュニアユースから高校を通ってプロへ進んだ道です。
Q3勉強は、サッカーに関係ある?+
あります。試合をふり返って言葉にする、数字で体調を管理する、契約を読む、外国語で仲間と話す。国語、算数、理科、社会、英語は、選手生活でも使います。
Q4身長が高くないと、むずかしい?+
ポジションやプレースタイルで必要な強みは違います。速さ、判断、技術、体の使い方、周りを見る力など、身長以外にもたくさんの力があります。
Q5ずっと同じポジションで練習したほうがいい?+
成長する途中はいろいろな役割を知ることも役立ちます。別の位置でプレーすると、味方が何を見ているかがわかります。チームの考えもあるので、コーチと話してみよう。
Q6試合に出られない時期は、何をすればいい?+
くやしさを一人で抱えず、「今の課題は何?」「次の一週間で何を試す?」とコーチに聞こう。練習の記録、試合の観察、体づくり、休養も次の準備になります。
Q7海外チームから誘われたら、すぐ行っていい?+
子どもだけで決めてはいけません。クラブの実在、契約、費用、学校、住む場所、保険、在留資格を、家族と専門知識のある大人が確認します。「今日中に払って」と急がせる相手には特に注意しよう。
Q8プロになれなくても、サッカーを仕事にできる?+
できます。コーチ、審判、分析、スカウト、トレーナー、医療、通訳、広報、試合運営、芝生の管理などがあります。選手を目指して学んだことが、支える仕事につながる場合もあります。
● どれかの道がだめだったら?
行き止まりを、次の分かれ道にする。
くやしい気持ちは、すぐ消さなくて大丈夫。そのあとで、「残っている道」と「今できる一歩」を一緒に探そう。
学校の部活、地域クラブ、別の育成組織で試合と練習を続ける。
大学、専門学校、JFL・地域・社会人チームなどで成長を続ける。
医師やトレーナーと回復を優先。映像、体の知識、できる練習を学ぶ。
国内の別地域や海外も一つの選択肢。ただし安全・費用・契約を大人と確認する。
コーチ、審判、分析、通訳、運営、医療など、サッカーを支える道へつなぐ。
続ける力、チームで話す力、体を管理する力は、次の夢でも使える。
● おうちの人に伝えてみよう
気になった道を一つ、別の道を一つ。
今進みたい道だけでなく、そこが合わなかったときにも続けられる道を一つ選び、今週の小さな一歩といっしょに話してみよう。
● おうちの方へ
夢と、子どもの安全を両方守る。
結果や早期選抜を急がず、睡眠、学び、けが、費用、本人の楽しさも進路の条件にしてください。海外の誘いは契約や生活を必ず信頼できる大人と確認します。
このページの読み方と編集方針
登録人数と実在選手の経歴は、JFA、Jリーグ、所属クラブなどの公式情報で確認しました。一日・一週間・一年と子ども時代の過ごし方は、特定の選手本人の生活ではなく、理解するためのモデル例です。チーム、年代、性別、国、シーズンによって変わります。
「何人に1人」の生涯確率は、条件のそろった公式データがないため掲載していません。新しい資料が見つかったときは、出どころと時点をつけて更新します。
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いっしょに読むためのヒント。
実在選手の経路は多様ですが、成功確率を示すものではありません。選考の結果だけで進路を決めず、本人の楽しさ、学び、睡眠、けが、費用、相談できる大人も一緒に考えてください。
次の一年もサッカーが好きでいられる環境は、どんな場所だろう?